耐えがたい苦痛の実験
レイセオンのデスレイ
2010年、アメリカ最大の軍需企業の一つ、レイセオンが「デスレイ」なる装置をカリフォルニアの囚人に試す旨を発表した。これは目に見えない熱線を発射し、耐えがたい苦痛を与える兵器である。企業側は実験体が、刑務所側は資金が必要だったというわけだ。この実験は、倫理的に非常に問題があるものであった。
デスレイの影響
ビームの出力は制御可能で、群衆コントロールの手段として利用される。最大まで出力を上げた場合、III度熱傷を引き起こし、命を奪うことすらできる。実験体として志願した空軍のある広報官は、その経験を次のように話している。「最初の一瞬は皮膚が温まっていると感じるだけですが、どんどん熱くなり、肌に火がついたかのように感じられます。ビームが止まると、すぐ普通に戻り、痛みもなくなります」