世界一つだけの花
ラフレシア・アーノルディの驚異
ラフレシア・アーノルディは、まさに花の王様!その巨大な花は直径1メートル以上もあり、見た目も匂いも一度見たら忘れられないインパクト。この植物、東南アジアの熱帯雨林に住んでいて、腐った肉のような匂いをプンプンさせてハエや虫を引き寄せ、受粉を手伝ってもらいます。葉も茎も持たないというシンプルライフを実践していて、ブドウ科のツタに寄生して栄養をいただくという寄生のプロフェッショナルです。この特異なライフスタイルに学者たちも興味津々で、研究が絶えません。
ラフレシアの生態
ラフレシアの花は本当に短命で、開花してからわずか数日間しか持ちません。見つけるのは宝探しレベルの難しさ。花が咲くタイミングも気まぐれで、環境がバッチリ整ったときだけお目見えします。花がしぼむと腐って、周囲に強烈な悪臭を放ちます。このおかげでラフレシアの存在感は一層神秘的。さらに、宿主植物に完全依存なので、宿主が元気じゃないとラフレシアもアウト。まるで自然界のヒモですね。